サロンバスと通常バスの違いは「座席の向き」で、定員構成はほぼ同じ
通常バスは全席が前向きに固定されたレイアウトで、進行方向を向いたまま目的地まで移動します。一方のサロンバスは、車両後方の座席を回転させて対面で座れる仕様にしたものです。大型バスの場合、正座席45名と補助席8名を合わせた53名定員をベースに、サロン仕様へ変えることができます。レイアウトには、2脚4席を向かい合わせにして8席利用できるタイプと、4脚8席を使って13席利用できるタイプの2種類があり、利用人数に応じて選べる仕組みです。中型バスでも27名定員をベースに後方席をサロン化する仕組みがあり、座席数自体は通常レイアウトと大きく変わりません。向かい合って過ごせる空間が加わるだけで、乗車できる人数はほぼそのままというのが大きな特徴です。
料金は「サロン仕様」というオプションが加わる仕組み、人数と行程で変わる
サロンバスという独立した車種区分は実はありません。大型・中型といったベースの車種に、サロン仕様という追加オプションが加わる形で見積りが作られます。実際の料金は、利用人数や行程、走行距離、利用時間、曜日、深夜早朝の運行有無などの条件によって変わるため、人数と行程をお伝えいただいたうえでお見積りするのが基本です。東京・大阪・関空の各営業所では保有している車両の状況が異なるため、サロン仕様の車両を確保できるかどうかも含めて、早めに相談しておくと希望の車両を選びやすくなります。
車酔いしやすい人がいる団体は要注意、回転席の安全な使い方
サロン席は進行方向とは異なる向き、つまり内側を向いた状態で座ることになるため、車酔いしやすい方が出やすいといわれています。乗り物酔いが心配な方がいる場合は、前向きで遠くの景色を見やすい通常席を選んでおくのも一つの判断です。また、走行中に座席を回転させたり、席替えのために立ち歩いたりするのは大変危険です。レイアウトを変えたい場合は、乗車前に乗務員へ希望を伝えておき、停車しているタイミングで動かすのが安全な使い方です。安全のため、走行中は全席でシートベルトを着用するのが基本ルールです。
失敗しないための選び方・予約時の確認ポイント
サロンバスを選ぶ際は、まず利用人数に対してサロン化できる座席数が足りているかを確認しましょう。8席タイプか13席タイプかによって対面で座れる人数が変わるため、参加人数との相性を確認しておくと安心です。次に、大型・中型どちらのベース車種にするかは、利用人数と行程の両方から検討するのがおすすめです。あわせて、回転席の使い方や安全ルールについても、予約時に担当者や乗務員へ事前に確認しておくと安心です。女子旅や社員旅行、法事・冠婚葬祭の送迎、向かい合って過ごせる宴会・懇親会、子供会旅行など、参加者同士が向かい合って過ごしたい場面で選ばれるレイアウトです。
