地元の社会福祉協議会で働いております関係で地域の方々と協力して年間2回ほどバスを貸切近場に出かけております。
今回も12月に皆さんとお出かけを致しました。
兵庫県で行われる神戸のルミナリエのハートフルデーです。点灯式を皆さんと見学に行くと言う事で、
8月の終わりから計画を練り始めて40名を超えるご参加者が集まって頂きました。
神戸ルミナリエハートフルデーとは、障害者と介助が必要な高齢者と介助者限定の日です!

冬の神戸の恒例となっている神戸ルミナリエですが実は資金難で運営の危機があったそうです。
2017年も開催されることになって良かったです。

車椅子を利用しておられる方が2名いらっしゃるのでリフトが付いた大型観光バス
行くことになりました。

地元の社会福祉協議会駐車場へ集合

  1. 3箇所で参加者を乗せてリフト付観光バスで出発
  2. 神戸メリケンパークへ到着
  3. メリケン食堂で食事
  4. 神戸メリケンパークを出発
  5. ルミナリエ点灯式会場へ到着
  6. ルミナリエ点灯会場を車いすで移動
  7. ルミナリエ点灯会場を出発
  8. 地元の社会福祉協議会駐車場に到着

地元の社会福祉会の駐車場へ集合 私よりも早く貸切バスが到着していました。

地元というのは交通の便が悪く集合場所を設定の上でいつも困ってしまいます。
皆さんの希望を聞いた所、3ヶ所でまとまりましたので観光バスの方にお願いしました。
私は駐車場が広く、車で来られる方たちに一番人気の、福祉協議会の駐車場から乗車です。
参加者の数を数える役ですので、集合時間の15分前に到着をしました。
私よりも早くバスが到着していたので、ビックリ。
愛想の良い運転手さんと男性のリフトの補助の方と簡単に打ち合わせをして
18名の参加者に乗車頂き駐車場を出発しました。

観光バスに集合場所をあと2ヶ所まわっていただく。
3カ所目で車椅子利用の方にバスに乗っていただく。公民館の入口が狭く心配です。

2カ所目は公園の駐車場です。
ここも駐車場が広くスムーズにバスを停めて頂くことが出来、一安心。
10名様にご乗車していただき出発。
3カ所目は公民館の駐車場。
ここで車椅子の方2名を含む12名様が乗車されます。
入口が狭く心配していましたが事前に調べて来ていただいてたようで嫌な顔ひとつせずバックで
駐車して頂きました。
ゆっくりと2名の車椅子の方が介護の方とこられまして、いよいよ今回のリフト付バス
役に立つシーンが来ました。
まず運転手さんと補助員の方がバスを降りられ、サイドの入り口を開けて格納されているリフトを
出しました。ベルトを出して固定をして補助員さんがボタンを押すと、車椅子に乗ったまま上部に動いて
座席と同じ高さになりそのままバスの車内へ。
車椅子から降りずにバスの座席に固定して頂いて1名対応完了です。
同じことを繰り返し5分位でしょうか。
40名様がバスに乗車されました。

神戸メリケンパークへ到着、少し風がありしばらく散策を楽しんで頂きます。

神戸までは約1時間と少しの移動です。
出発してからはマイクを使って自治会長さん、協議会の上の方のあいさつがあり、
お菓子と飲み物の差し入れを配ったり、みなさんおしゃべりをしながら寛いで頂きました。
バスは順調に進み、高速道路からトンネルを抜けて神戸の湊町の風景が目に入ってきます。
メリケンパークの駐車場にバスを停めてお昼ごはんまで30分ほど自由散策。
私は参加者の方と一緒にメリケンパークオリエンタルホテルポートタワーをバックに写真を撮ったり、
世界一大きなクリスマスツリー(建設中でしたが。。)を見て楽しんでおりました。

昼食はポートタワー1階の神戸メリケン食堂にて

ここは神戸の伝統洋食が食べられるということで煮込みハンバーグとびっくり玉子を皆さんと
おいしく頂きました。
団体で予約をしていたので席についてすぐに熱々の料理が運ばれてきたので良かったです。
座席もイス・テーブル席だったので車椅子の方たちもスムーズでした。
ワインを頼む方やご飯のおかわりをされる方が、たくさんいらっしゃったので満足しておられたと思います。
観光バスの運転手さんと補助員さんも少し離れた席でしたが食べて頂きました。

貸切バスは神戸メリケンパークを出発、市内を車窓から見ながらゆっくりとルミナリエの点灯式会場へ向かいます。

メリケン食堂から駐車場まではすぐ、車いすの方もリフトで乗り込みまして異国情緒あふれる
神戸の街並みを見ながらバスはルミナリエの点灯式会場へ移動します。
会場となる市役所近くの東遊園地にはすでにたくさんの人が来ておられます。
安全にバスを降りここからは歩いての見学です。
夕方といっても冬ですのであたりは薄暗くなってきました。
ルミナリエですが阪神・淡路大震災の犠牲者の鎮魂の意を込めるとともに、
都市の復興・再生への夢と希望から始まって今回で23回目になるのですね。
今ではすっかり神戸を象徴する行事になりました。
テーマが毎年変わりそのイメージにそって制作されてルミナリエ東遊園地のすべての作品に
LED電球が使用されているそうです。

ルミナリエ会場を車いすで移動 ハートフルデーなのでゆっくり移動できました。

ルミナリエは毎年混雑した会場の映像をテレビで見ていて車いすで移動できるのか非常に心配をしていたのですが
そんなことはありませんでした。
今回は介助が必要な高齢者の方や、ハンディキャップのある方達が招待をされての
ルミナリエハートフルデーでしたから安心でした。
通常は1日30万人以上が訪れるところが、1万5千人ということです。
今年のルミナリエの作品のテーマは 未来への眼差し との話を会場で聞きました。
神戸の開港150年、そして来年が兵庫県の市政150周年であることから今年はかなり力を入れて
制作したそうです。
LEDの電飾は昨年の30万個から10万個増やして40万個に拡大。
旧外国人居留地の中町通りの作品も設置距離を80m伸ばして270mとして第20回の際の総延長に戻るそうです。

いよいよ南遊園地での点灯式、防寒対策もして準備万端、午後6時30分点灯です。

午後6時30分に寺院を模した作品が点灯されると、
皆さんから「わあ」という歓声が上がり、次々にカメラやスマートフォンを向けて撮影会が始まりました。
「初めてルミナリエを見ることが出来てすごくうれしい。来年も来たい」と涙を流す方もいらっしゃって、
私も感動しました。
幻想のように作品が点灯し約1時間でしたが寒空の中、思い思いにこの点灯式を楽しみました。
普段介護されている方や車いすに乗っておられる方は私達のように気軽にあちらこちらへ出かけることが
難しいと思います。
「一生の思い出になったわ―」、「連れて来てもらってよかった―」との参加者の声を聞くと
非常に嬉しく思い、来年も企画しようと心に決めました。

ルミナリエ会場をリフト付観光バスで出発

会場を予定通り出発、観光バスの方々も早めに準備して待って下さってました。
リフト付バスで車いすの方も乗車されて無事に出発。
バスの中は興奮して大声で話す皆さんの声でいっぱいになりました。
スマートフォンで撮った写真を見せ合ったりお子様から借りたカメラを見せ合ったり、
終始にぎやかにバスは移動します。

リフト付バス無事地元集合場所に到着

時間も9時前になりあたりも真っ暗にはなりましたが無事に到着。
3ヶ所の降車もうまくいって、誰一人怪我もなく皆さん元気に笑顔で帰ってきました。
リフト付バスでの今回のお出かけ、成功したようです。
地域の高齢者の方達との親睦も図れて非常に私も良かったと思います。
安全運転に努めていただいた運転手さん、いろいろとお手伝い頂いた補助員さんに手を振りながら、
明日からもやるぞと思った1日でございました。