介護士をやっている私の姉はトラベルヘルパーになりたいと「日帰り介護旅行教室」で週一回講義を受けています。

介護士をやっている私の姉はトラベルヘルパーになりたいと
「日帰り介護旅行教室」で週一回講義を受けています。
そして与えられた課題に沿って実際に日帰りの介護旅行を計画している
話をしてくれました。

情報の取り方や計画の立て方の基礎にある考え方は、
日帰りでも宿泊付きでも共通するところがあります。
ここでは姉に聞いた話を基に文章を作成しましたので、
少しご紹介をさせて頂きます。

お客様は施設に入居している皆さんです。
みなさん持病はありませんが足腰が弱ってきている為、
負担の移動には車いすを利用しています。

 

手すりに摑まれば立つことはできますが皆一人で歩く事は出来ません。
今回は気分転換に皆で日帰り旅行に行きたいとおっしゃっています。
できれば浅草を車椅子で散策して、そこから水上バスに乗ってみたいと
いうご要望です。
ちなみに午後4時くらいには施設のある渋谷に戻りたいとの事でした。

施設の出発は11時半です。
行程を決める時の手順は下記のように5つのステップに分かれます。

1.旅行する人の情報や目的を確認
・80歳の女性4人、足腰が弱ってきている為、普段の移動は車椅子利用。
・気分転換に外出、日帰りで浅草に行きたい、水上バスに乗りたい。

2.旅を企画するうえでの前提条件を確認
・16:00までには施設のある渋谷に戻りたい。
・公共交通機関を利用する。
・観光名所を1つ以上入れて作成する。
・食事休憩を入れる。

3.観光のルートを決める
・旅行をされる方々の情報や外出目的を確認。
・旅行する人の行きたいところへ車椅子でどう行くのかを考える。
・前提条件を考慮しながら候補地や目的を決める。

4.行程を決める・確認をする
・交通手段を決め、駅やバス停の位置を確認する。
・現地での観光ルートを決める。
・所要時間と滞在時間を確認する。
・タイムスケジュールを行程に当てはめる。

5.観光先の確認・予約
・バリアフリーチェック
(目的地、ルート、交通機関は車いすで利用できるか)
・食事をする店や目的地など必要な場所に予約を入れる。

以上をすべてクリアして、やっとこさ出発です。

決まった4つの条件を満たす観光地を決めるのが、
3です。

目的地は今回、浅草と水上バス。
浅草といえば、浅草寺と仲見世通りが有名です。
また、食事は浅草で美味しいものを食べるのがいいでしょう。

せっかく旅に出るのだから、
【車椅子で行けるところを探す】のではなく、
【行きたいところへ車椅子で行く】の発想で調べます。

目的地が決まったら、次は所要時間を調べつつ、
ルートを計画しなければいけません、これが4.です。

移動に係る時間はインターネットや時刻表でも調べる事が出来ますが、
徒歩10分や~駅から~駅まで15分と出ても、
介護旅行の場合はその通りには行きません。
車椅子を押して歩くスピードは通常の歩くスピードの約3分の1、
電車の乗換もエスカレーターの利用は難しく、
駅のエレベーターを使ったり、駅員さんに助けていただかなければなりません。

こうやって話し合っているうちに公共交通機関では、
時間やその人の足腰の違いで同じスピードで移動が難しい等、色々と
問題が出てきてしまいました。

またこの話を聞いた他の方々から、
「私も行きたい」「一緒にお出かけがしたい」の声が出てきて、
参加者の人数は15名になってしまいました。

今いる職員は5名、参加希望者は15名。。。
これでは公共交通機関は使えません。。

どうしようか、どうしましょうか。
で話が進まない中で、
ある交通手段が浮かび上がって来ました。

バス会社が持っている貸切バスの中に、最近車いすのまま乗車が出来る
リフト付きバスがあるとの話を先輩の職員さんが聞いてきました。

このバスを使って、施設から観光地の浅草までの往復を、
運んでもらったら今回の課題は解決するかもしれません。

職員が心配している料金もインターネットから問い合わせが出来るそうです。

 

http://tabinosuke.combus_price