誰もが夢を見られる場所、東京ディズニーリゾート!
それは体が不自由な方にとっても楽しめる場所です。
筆者の実体験をもとにその楽しみ方をご紹介します。
ディズニーランドで車椅子を借りる方法をご紹介。
レンタルするには予約がいるの?
園内を長距離歩くことに不安がある方には、
ディズニーランドのエントランスで車椅子をレンタルすることが出来ます。
車椅子をレンタルするには事前の予約等は必要ありません。
当日ディズニーランドに入園したら園内の右側にレンタルスペース(ベビーカーもレンタル可)が
あるのでそこでレンタルをします。貸出車椅子にも種類があります。
介助者がいる方は、一般的な車椅子を500円で借りられます。
パーク内の長時間介助に不安がある介助者には介助用電動車いす1000円、
介助者がなく長時間・長距離の歩行に不安がある方は電動カート2000円があります。
車椅子は一般的なタイプの大人用と子供用の2サイズが用意されており、
貸出時に申告すれば、ディズニーリゾート内各施設やホテルにも持ち出すことができます。
ただし、介助用電動車椅子、電動カートは持ち出しができず、数にも限りがあります。
また、介助用電動車椅子は介助者が中学生以上、電動カートは18歳以上のゲストに限られますので、
注意が必要です。ご自分の予算や状況を確認して自分にあった車椅子を借りることが出来ます。
また、これらは全て当日貸出のみで、予約をすることはできません。
当日の混雑状況で希望の車椅子を借りられない場合もあります。
私の場合、事前にディズニーリゾートの問い合わせに相談の電話をすると、予約はできませんが訪問予定日の繁忙予想を教えてくれて、丁寧に相談に乗ってくれました。
パークでの待ち時間の負担を軽減してくれる魔法のカード、「ゲストアシスタントカード」について
他にも、ディズニーランドでは車椅子を利用しているゲストに様々なサービスを提供しています。
その一つが「ゲストアシスタントカード」と呼ばれるもので、
何らかの理由で体の機能が低下しているゲストが健常者と同じようにパークを楽しめるように
キャストがお手伝いをすることで、パーク内でのゲスト体験を平等にするためのものです。
このような趣旨で発行されいるカードなので、ルールを守りながらしっかり活用して、
パークを思いっきり楽しみましょう!
発行の方法は簡単で、各アトラクションやメインストリート・ハウス、ゲストリレーション、
ベビーカー&車イス・レンタルのキャストに申し出ることで発行してもらえます。
その際、同伴者も含めて皆様の入場時のパスポートが必要になります。
また、来園の1ヶ月前より事前に東京ディズニーリゾート・インフォメーションセンターにて予約することもでき、
その場合はメインストリート・ハウスもしくはゲストリレーションでの受け取りです。
東京ディズニーリゾート・インフォメーションセンター
電話番号:0570-00-8632
営業時間:9:00~19:00(年中無休)
住所:〒279-8511 千葉県浦安市舞浜1番地1
一部のPHS・IP電話・国際電話の方は 045-330-5211
このカードは、待ち列でアトラクションに並ばなくても、
待ち時間が経過した後に戻ってきた場合、待ち列で並んでいたのと同様の取り扱いをすることで
長時間に渡る待ち時間の負担を軽減する、というチケットです。
アトラクションでは1枚のカードで本人と同伴者3人までが利用できます。
利用方法は簡単で、アトラクションの入り口のキャストにその旨を伝えると、時間をかいたカードを手渡される、
もしくは手持ちのカードに時間を記入してもらえるので、
その時間にアトラクション入り口に戻ってきましょう。
この間、自由にパーク内で時間を潰すことができます。
ただし、注意事項として一つのアトラクションでゲストアシスタントカードを利用している間は、
他のアトラクションは利用できない、という点に注意しましょう。
もし、当日不安な点などがあればみなさんとても親切に相談に乗ってくださるので、
キャストに声をかけてみましょう!
こちらのサイトから事前に情報を確認することができるので、
しっかりとよんでディズニーランドでの1日を思いっきり楽しんできてください!!
https://www.tokyodisneyresort.jp/tdr/bfree/info.html
妊婦さんも車椅子を借りればディズニーランドを楽しめます!
妊娠している方も車椅子を借りることができます。ご自分の体調、赤ちゃんの状態等考慮してパークを楽しみましょう。
1日遊ぶとなると、広いパーク内の移動距離は相当のものになります。
そこで、車椅子をレンタルして負担を軽減しつつパークを楽しんじゃいましょう!
アトラクションの利用方法は先ほどご紹介した通りで、アトラクションによっては
一部利用の制限や特別ルートがあるものもあるので、事前に情報をしっかりと確認するか、
当日利用したいアトラクションのキャストに直接相談しましょう。
また、ショーの特別鑑賞エリアも同様に利用することができますので、ルールをしっかり守って有効活用しましょう。
ただし、一部アトラクションでは、妊娠中のゲストのご利用をお断りしているものもあります。
スペースマウンテンやスプラッシュマウンテンなど、動きの激しいアトラクションは利用することができません。
これらは、ガイドブックに赤い三角印が付いているものです。
これ以外のアトラクションは基本的に利用できますが、
心配な場合はアトラクションのキャストに相談してみましょう。
車椅子でディズニーランドを思いっきり楽しもう!~車椅子で楽しめるショーやアトラクション~
まず、パークで楽しむ前に、「インフォメーションブック」という冊子を入手しましょう。
こちらは、パーク内のエレベーターやスロープの情報、トイレ情報、
さらにアトラクションの概要や乗車方法などが、かなり詳細にまとめてあります。
特にアトラクションについては、乗車時の段差の有無やその高さがcm単位でまとめてあるので、
入手必須です!
こちらは、舞浜駅出てすぐ左手の「東京ディズニーリゾート・ウェルカムエンター」か、
パーク内に入ってすぐ左奥の「メインストリート・ハウス」にてもらうことができる他、
事前に回るコースなどを考えておきたい方は、インフォメーションセンター(0570-00-8632)に電話をすれば、
事前に郵送してもらうことも可能です!
また、健常者の同伴で歩行でき、
補助なしで座ることができる方はほとんどのアトラクションに乗車できます
(ただし、非常時の避難経路の問題から利用できないこともあります)。
また、「プーさんのハニーハント」、「モンスターズ・インク“ライド&ゴーシーク!”」の2つは時間をかけて
ゆっくり乗車できるように、ほかのゲストとは別の専用の乗降口があります。
詳細は先ほど紹介したインフォメーションブックや公式ホームページのアトラクション別利用規定から、
詳しい利用条件が確認できます。
車椅子を借りたらワールドバザールを抜けてお目当ての楽しみへ!
アトラクションを楽しみたい方、ショーやパレードを楽しみたい方、
欲張りにどちらも楽しみたい方、皆さんそれぞれですよね。
最初に車椅子でも楽しめるアトラクションを紹介します。
まずアドベンチャーランドへ
・ウエスタンリバー鉄道
蒸気機関車に乗ってアメリカ西部をめぐる旅に出発します。
ドキドキ楽しい汽車の旅が待っています。
このアトラクションを楽しむには、健常者の同伴が必要です。
また、アトラクション専用の車椅子への乗り移りが必要になります。
・魅惑のチキルーム:スティッチ・プレゼンツ“アロハ・エ・コモ・マイ”
鳥たちが繰り広げる魅惑のショーです。そこへ、いたずらスティッチが・・・
鳥たちの歌声がとても素敵なショーです。
このショーは車椅子に座ったまま楽しめます。
次はウエスタンランドへ
・カントリーベアー・シアター
個性あふれるゆかいなクマたちのにぎやかなコンサート。
ここにいるクマたちは、演奏も歌も上手ですよ。
このショーは車椅子に座ったまま楽しめます。
・蒸気船マークトウェイン号
優雅な蒸気船でアメリカ河を一周出かけます。
天気のいい日はとても最高な旅行になります。
このアトラクションを楽しむには、健常者の同伴が必要です。
・トムソーヤ島いかだ
アメリカ河を渡り、楽しい冒険に満ちたトムソーヤ島へ!
このアトラクションを楽しむには、健常者の同伴が必要です。
また、島内ではインジャンジョーの洞窟、トムソーヤのツリーハウス、ハックルベリーの沼、
たる橋、つり橋、キャッスルロック、ハーバーの粉ひき小屋は車椅子のままで利用できません。
※ハックルベリーの沼、キャッスルロック、たる橋、吊り橋、ハーパーの粉ひき小屋、インジャンジョーの洞窟
次はファンタジーランドへ
・シンデレラのフェアリーテイル・ホール
お城の中は、あこがれのシンデレラの世界です。ガラスの靴や王座がみられます。
お城の中には素敵なものやすごい仕掛けが・・・
車椅子に座ったまま楽しめます。
・ミッキーのフィルハーマジック
ミッキーが指揮するコンサートが、ドナルドのせいで予想外の展開に!
ディズニーの世界が楽しめます。
車椅子に座ったまま楽しめます。
次にトゥーンタウンへ
・ペンキ噴射装置を使って、グーフィーの部屋を楽しく模様替え!
とっても楽しい模様替え、老若男女楽しめます。
最後にトゥモローランドへ
・バズのアストロブラスター
スペースクルーザーに乗って、光線銃で悪の帝王ザーグたちをやっつけろ!
光線銃をあてまくれ!!
このアトラクションを楽しむには、健常者の同伴が必要です。
ディズニーのキャラクターとも写真を撮りたい!
・ウッドチャック・グリーティングトレイル
ここではドナルド、デイジーと写真がとれます。それぞれ個別の案内になります。
・ミッキーの家とミート・ミッキー
憧れのミッキーマウスと写真がとれます。
紹介したアトラクションを利用するときに、アシスタンスカードの提示をすると
表記されているサポートを受けることが出来ます。
利用するアトラクションのキャストにカードを提示しましょう。
また、紹介したアトラクションは車椅子に座ったまま楽しめるもので
アトラクションへ問題なく乗り降りができる場合は各アトラクションのキャストに聞いてみるといいです。
ディズニーといえばショー・パレードはかかせません。
車椅子専用のショー・パレードの鑑賞エリアがあります。
車椅子のままでも視界を遮られることなくショーを楽しめる鑑賞エリアが3か所あります。
テープで囲いがしてあり緑色の車椅子のマークが下げてあります。利用するときはエリアの近くのキャストに伝えましょう。
~車椅子で楽しめるショーやアトラクションまとめ~
パーク内には車椅子のままで楽しめるアトラクションもあり、これらは3種類に分かれます。
①車椅子のまま1人で乗車できるアトラクション
②車椅子のまま乗車できるアトラクション(健常者の同伴必須)
③アトラクション専用の車椅子に乗り換えて乗車できるアトラクション(健常者の同伴必須)
どのタイプのアトラクションも入り口でキャストに声をかけると案内してくれます。
それではエリア別の利用可能アトラクションを見てみましょう!
①車椅子のまま1人で乗車できるアトラクション
ワールドバザール
・ペニーアーケード
アドベンチャーランド
・魅惑のチキルーム:スティッチ・プレゼンツ“アロハ・エ・コモ・マイ!”
・シアターオーリンズ
ウエスタンランド
・ウエスタンランド・シューティングギャラリー
・カントリーベア・シアター
・プラザパビリオン・バンドスタンド
・ウッドチャック・グリーティングトレイル
ファンタジーランド
・シンデレラのフェアリーテイル・ホール
・ミッキーのフィルハーマジック
トゥーンタウン
・グーフィーのペイント&プレイハウス
・トゥーンパーク
・ドナルドのボート(1階)
・ミニーの家
・ミッキーの家とミート・ミッキー
トゥモローランド
・スティッチ・エンカウンター
・ショーベース
②車椅子のまま乗車できるアトラクション(健常者の同伴必須)
ウエスタンランド
・蒸気船マークトウェイン号(1階)
・トムソーヤ島いかだ
※ただし、トムソーヤ島内は一部車椅子では利用できない場所があります。
③アトラクション専用の車椅子に乗り換えて乗車できるアトラクション(健常者の同伴必須)
アドベンチャーランド
・ウエスタンリバー鉄道
トゥモローランド
・バズ・ライトイヤーのアストロブラスター
詳しくは、利用したいアトラクションの入り口でキャストに相談してみましょう!
また、ショー・パレードに関しても車椅子利用者向けの特別鑑賞エリアが用意されています。
パレードの特別鑑賞エリアは3箇所で、大抵のパレードで開設されます。
車椅子でパレード待ちをしているとキャストの方が声をかけてくださり、
案内してもらえることもありますが、自分からキャストに声をかけて案内してもらいましょう。
アトラクション以外でも、車椅子に乗りショーやショッピング、グリーティングで記念の写真など、
乗り物に乗らなくても色々とディズニーランドを楽しむことができるのもディズニランドならではの魅力です。
いかがでしたか?車椅子でもディズニーは楽しむことができるところです。思い出を輝かせる一つの方法として楽しんでください。