都市部では「施設の敷地内」を集合場所にするのが基本、道路上は条件付きで可能
貸切バスの集合場所は、大きく「敷地内」「道路上」「その他ご希望の場所」の3パターンに分かれます。都市部は交通量が多く取り締まりも厳しいため、まずは敷地内での集合を優先的に検討すると安心です。
やむを得ず道路上を選ぶ場合は、2車線以上の幅員がある道路を選び、横断歩道の手前5m以内には停車しないことが最低条件です。いずれのパターンでも、大型車両が安全に停車できる広さと、周囲の交通を妨げないことが共通の必須条件になります。用途別にまるわかりにしておくと、当日の判断もスムーズです。
道路上を集合場所にする場合、選んではいけない場所の特徴とは
道路上を選ぶときは、交差点付近や見通しの悪い場所、既存のバス停を流用した場所は避けるのが基本です。商業施設前の荷捌きスペースも、一見停めやすく見えて規制対象になりやすい代表例です。
当日になって工事や交通規制で予定していた場所が急に使えなくなることもあるため、予備の集合場所を決めておくと安心です。乗務員の目線では、幅員・見通し・歩行者の流れの3点で、安全に停車できるスペースかどうかを見極めています。
道路上を使うための道路使用許可、どこに何を出せばいい
道路上を集合場所として使う場合は、使用場所を管轄する警察署の交通課(道路使用窓口)への申請が必要です。申請書、使用場所及び付近の見取図(位置図)、交通安全対策図などを原則2通ずつ提出します。
手数料は自治体によって異なり、例として京都府では2,400円という例があります。道路使用許可はあくまで乗降や一時駐停車の行為を許可するものであり、駐車禁止規制自体を解除するものではない点には注意が必要です。施設の敷地内に乗降スペースを設ける場合は「道路占用」の扱いとなり、道路管理者への別途の許可が必要になることもあります。
東京駅・大阪駅・梅田エリアでの集合場所、具体的にどんな選択肢があるか
東京駅周辺では、貸切バス専用の駐車場を活用する選択肢があります。例えば大型バス22台を収容できる駐車場では、駐車料金が60分2,800円(以降30分ごとに1,400円)、夜間(18時〜翌8時)は最大9,800円、入出庫可能時間は5時〜24時30分という目安があります。
大阪駅・梅田エリアのように人の流れが多いエリアでは、道路上での集合がNGになりやすく、敷地内の候補を優先して検討するのが基本的な考え方です。空港エリアでは、専用の乗降スペースを活用するのが一般的です。いずれも一例であり、実際の集合場所は行程や人数に合わせてそのつど検討します。
当日に迷子やトラブルを防ぐ配車図・集合案内はどう作る
当日のトラブルを防ぐには、配車図に集合時刻・乗車位置・目印となる建物や看板をはっきり明記しておくことが効果的です。時計塔や大きな看板など、屋根付きで分かりやすい目印がある場所を選んでおくと、迷子の防止や雨の日の対応にも役立ちます。
交通手段ごとの人数、集合場所、到着予定時刻、遅延時の連絡方法を事前に決めておくことも大切なポイントです。雨天時の待機場所や、はぐれてしまった場合の集合ルールもあらかじめ共有しておくと、知っておくとおトクな安心材料になります。
