サービス付き高齢者住宅に住む、私どもの楽しみは1年に1回の旅行です。私も、糖尿の影響で、下半身不随のおじいちゃんですが、この企画の話し合いでは、リーダー的な存在になります。だって、私の定年まで勤めあげたのが、旅行会社だから。おじいちゃん、おばあちゃんが、あーでも無い、こーでも無いと、入れ歯も取れる勢いで、話し合います。これは、ボケ封じになりますな。

施設の目の前に、リフト付きバスが登場

【旅のスケジュール】

  1. 大阪西成の居住施設近くでリフト付きバスの乗下車
  2. 大阪舞洲ゆり園
  3. 大阪南港ワールドトレードセンター
  4. エキスポシティニフレ

我が施設は、新今宮駅付近の大通り沿いに、あります。そこに、けったいなバスが来よったで。バスの横を開け、リフトが電動で上下しております。しかも。2車線も道路を利用しとるで、西成地区ならでは光景やな、なんでもありやな、と改めて思った瞬間です。
それもそうです。リフトを上下する際は、バスの横を2Mぐらい開けなければリフトの開閉ができない為、2車線程、道路を塞ぐ事になります。

いよいよ、私も、車いすに乗ったまま、バス車内へ

リフトに乗る順番が、やって来てしもうた。車いす生活の私どもは、普通のエレベーターで、さえ、怖く感じるのに、大丈夫か???
なんと、バス会社の補助員さんが、やさしく、やさしく、リフトへ車いすごと、押してくれ、リフトが上がっていきます。
初めての体験で、補助員さんに、にが笑いで、ありがとうと引きつり顔で、言った様な気がします。
バス車内では、しっかりと車椅子が客席に固定されて、いざ出発!

大阪舞洲ゆり園は、車いすで、楽しめる

大阪舞洲地区にある、この施設は、250万輪のゆりが咲いており、6月に来園した、私どもは、ゆりが満開で、目の保養にもなります。
ユリって、1つの花があるかと思いましたが、数百種類もある事が、この年になって知りました。
障がい者手帳を持つ私どもは、600円で、入園できます。一般料金は1,200円掛かる様です。
付き添いについても、障がい者1名につき1人600円(2人目からは一般料金)です。
園内の歩道は砂利敷きから舗装されましたので、車いすでも、歩きやすくなっております。
色彩の小道や、色彩の丘、ふれあいの道、恋する桃色の丘、幸せの黄色い丘などがあります。
お手洗いも、園内入口に障害者用トイレがあります。
駐車場も普通車が2,000台収容できるスペースがあり、リフト付きバスでも乗降楽々です。

大阪南港ワールドトレードセンターにて昼食

大阪南港ワールドトレードセンターは、大阪咲洲地区にある高さ256m、地上55階・地下3階建ての超高層ビル。
駐車場は1階に、リフト付きバスでも乗り降り可能な駐車場があります。また、お手洗いも1階に障害者用トイレがあります。
お手洗いは先にお済ませ頂き、お食事を始めることをお勧め致します。しかし、途中で、行きたくなった場合は近くの階ですと、
39階に障害者用トイレがあります。なんせ、高層階の為、1階から48階までは、エレベーターは1分30秒、掛かります。
私どもは、おむつは、しているものの、やはり、自分で出来る事は、自分でするという自立精神がありますので、お手洗いの案内を
重ね重ねさせて頂きました。ごめんなさい、食事の前なのに・・・

さあ、いよいよ、高さ200m、地上48階にある、レストランのワールドビュッフェで昼食の時間がやって参りました。
店内は広々としており、レストランのご厚意で、バイキング料理の近くで席をセッティングして頂き、お腹いっぱい食べるぞ!!
和洋中華40種類の様々なメニューで楽しめることができます。
メニューのご紹介:
■コールドッメニュー:牛肉と春雨のコリアンサラダ・ヤリイカとツイストペンネのオーロラソース・和の総菜3種大鉢盛り・
豚肉のローストサラダ胡麻ドレッシング・サラダバー・サンドイッチとパンの盛合せ・季節のちらし寿司・ソフトクリーム・
マンゴープリン・杏仁豆腐・フルーツカクテル ほか
■ホットメニュー:上海焼きそば・鶏肉のスパイシー炒め・中華春巻き・紅しゃけのオーブン焼きタルタル添え・
小海老のマカロニグラタン・ポテトフライ・ハムとブロッコリーのショートパスタ・ラム肉のソテージンギスカンソース・
本日のカレー・本日のスープ・ご飯・お漬物 ほか
■飲み物はコカコーラ・スプライト・メロンソーダ・カルピス・カルピスソーダ・ジョージアアイスコーヒー・アイスティー・コーヒーは、
お替り自由ですが、アルコール類は自腹です。

料金は90分制で、¥1,620です。

横文字の料理を堪能しながら、年金暮らしの為、アルコールは控えめで、美味しく食べさせて頂きました。

リフト付きバス車内で、皆様、お休み爆睡中

リフト付きバスと言っても、観光バスを改造し、リフトを装着した車です。
乗り心地は皆さま周知の事実で、最高であります。
我がメンバーも、バイキングで腹いっぱいになり、次のニフレル千里に行く道中では、
乗り心地の良いリフト付きバスでお休み爆睡中です。

ニフレルは車いすで楽しめる

ニフレルって、ナウイ名前の所に行こうと思ってしまった。大人の感性を刺激し、豊かにして頂けると、雑誌で読んだ事がある。
日頃、ボ~と暮らしている、私どもには、感性を豊かにするという文字に興味を抱いてしまった。
さあ、どんな所か、ボケ封じになるのか???車いすで楽しめるか???をご紹介しましょう。
駐車場は万博記念公園のバス専用駐車場を利用するので、リフト付きバスでも、大丈夫。そこから、約5分でニフレルへ
ニフレルの近くでは、乗降できないので、健康の為に5分の移動も大丈夫と思えば良い。
入館料金は、障がい者手帳を持つ私どもは、950円で、入園できます。一般料金は1,900円掛かる様です。
付き添いについても、障がい者1名につき1人半額となります。
お手洗いも、1F・2Fに障害者用トイレがあります。
7つのゾーンに分かれおり、
生き物が、水を噴いたり、砂に隠れたり、まわりと同じ色に変化したりとわざにふれるゾーン
生き物が、光の空間に浮かぶ不思議なすがたにふれるゾーン
生き物が、さまざまな色に変化する、いろにふれるゾーン
みずべにいる猛獣の「かば」「わに」「とら」までもいる、みずべにふれるゾーン
ワオキツネザル、ペンギン、ふくろうの遊び場で、うごきにふれるゾーン
シアターでつながりにふれるゾーン
光のシャワーが降る、宇宙から星を見るような空間アートのワンダーモーメント

生き物を見るたびに、まだまだ、長生きせなあかんなと思う瞬間でした。

リフト付きバスで旅行した思い出

私たちの様な、車いす生活のおじいちゃん・おばあちゃんに、きれいな花・生き物、おいしい食事を満喫させて頂きました今回の旅行は、リフト付きバスを利用させていただいたおかげです。ありがとうございます。

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