今年は君たちに任せるよって言われたのは出発日の半年前の月曜日。
幹事の私達が会社の旅行を実施するにあたってクリアしなければいけないポイントは下記の3点。
①大阪から近場の日帰りでバス旅行、見学には寺社仏閣や博物館を入れて欲しい。
②車椅子の方の座席確保、2名参加する予定。
③地元の美味しいものを食べたい。ワインも飲みたい。味覚狩りもできたらなお良し。

日帰りでそんな何もかも出来ないです!何もわからない素人の私達には高すぎる壁です。
悩んでてもしゃーない、調べるしかない!

インターネットを検索し、車椅子も座席に乗れる”リフト付き大型バス”があるバス会社を発見。
担当者も巻き込んで企画した今回の旅は、このリフト付バスでの出発です。

 

【旅のスケジュール】

  • 大阪駅桜橋口徒歩5分西梅田バス暫定駐車場に集合
  • 大阪の柏原ワインのカタシモワイナリーへ向け出発
  • カタシモワイナリーに到着
  • 皆でぶどう狩り・ワインテイスティングを楽しむ
  • 昼食会場の天平倶楽部、鹿がたくさんの奈良公園に向けて出発
  • 天平倶楽部到着、大和づくしの料理を堪能
  • 東大寺奈良公園を散策
  • 東大寺奈良公園を出発
  • 大阪駅近くの大型バス駐車場”西梅田バス暫定駐車場”に到着
  • 解散

バスを使っての集合場所、乗車場所は大阪駅の場合は西梅田バス暫定駐車場がおすすめ。

大阪駅周辺で大型バスの駐車場は最近までなかったが、ビルの跡地に大型バス駐車場ができました。
10台は止まれる大型のバス駐車場は私たちにとってはとても便利です。
JR大阪駅から徒歩5分という立地で、1時間3000円なので、料金はそこそこではあるが、最近、路上駐停車の違反が厳しいので、駐車場が付近にある場合は、駐車場を使用するようになっているとのこと。

暫定駐車場は、大型バスでも車椅子が乗るバスで乗り降りをするためには必要不可欠という。
何でも、車椅子を乗り降りさせるためのスペースが車1台分のスペースが必要で、平坦な地面でなければいけないということ。
車椅子がバスに乗り、いざ出発!

カタシモワイナリーに到着。ブドウ狩りをしたり、
ワイナリーでテイスティング♪


参考:http://www.d-department.com/jp/archives/sights/9022

さぁ、一か所目の施設、柏原のカタシモワイナリーに到着。
カタシモワイナリーではぶどう狩り(味覚狩り)を楽しんだ後、ワイナリーでテイスティング。
色んな種類のワインを飲ませてくれるそう。
“柏原にある100年畑・大阪ワインの
カタシモワイナリー
マスカットベリーA、甲州、カベルネ・ソーヴィニヨン
リースリングなどたくさんのぶどう品種を食べ比べさせて頂きました。
樹齢の古いぶどうの食べ比べや畑違いの食べ比べ、さまざまな形や味の違いがあり楽しい!

畑を抜けてワイナリーへ移動。
みんなでテイスティングをさせてもらいました。
まずは、ナイアガラのスパークリングワイン
すごく華やかな香り。ちょっぴり甘くておいしい。
ブドウ畑が暑かったからゴクゴク飲んじゃいました。
デラウェア、甲州、そしてマスカットベリーA
そしてグラッパもテイスティング白ワイン
グラッパも造っているとはすごいです!!
デラウェアで造られていてとってもいい香り~
でも朝っぱらからのグラッパは酔っぱらいます。

ありがとうございました!!とっても勉強になりました。


参考:http://www.kashiwara-wine.com/testing/testing.html

奈良公園に到着!古都奈良は車椅子でも楽しむことが出来るのか?
バリアフリー工夫に満足 ~東大寺~国宝を楽しむ「興福寺国宝館」&「奈良国立博物館」もバリアフリーでした。

参考:http://nara-park.com/

世界各国から観光客が訪れる東大寺。印象に残りました。
それは、今回見て回った施設で最もバリアフリーに対して工夫がされている印象を受けたからです。
東大寺の大仏殿までは中心の通りから北に緩やかな坂を上がって行きます。
しかしその途中に段差などはありませんでした。
そして大仏殿へ。ここにはインターホンを鳴らすと、スタッフの方が別ルートから誘導をしてくれます。
なかなか無いサービスです。
誰もいない本堂への脇道は太古の昔へタイムスリップしたかの錯覚を作り出し、
不思議な気持ちで大仏殿を眺める事ができました。
また東大寺ではウェブ上の境内案内図に車椅子でアクセス可能なルートを示してくれています。
今回仏像を観たいと考えていたため楽しみにしていた2つの場所。結果的にはどちらも
比較的新しい建物であったためバリアフリー環境が整った場所でした。
車椅子の方も問題なく楽しむ事ができました。

併設された興福寺国宝館は暗い空間である反面、
大きな文字で眼の悪い方でも解説を読む事ができました。
ただ展示物の一部の小物の展示が高くて見えなかったり、少し物足りなさを感じる場面もありました。

また奈良国立博物館も数多くの国宝を扱う博物館。社会の教科書で眺めていた作品が、目の前に広がります。こちらでも、名品を楽しむ事ができます。一方、仏像館が来年春までの長い工事期間。楽しみにしていたものの、バリアフリー化も進む事を期待して、リニューアルされるを待ちましょう。

他に奈良県立美術館もまわりました。3つの施設は共通して、バリアフリーが進み車椅子で楽しむ事ができました。一部展示は高い位置にある事もあるので、すべてを楽しむ事ができない可能性がありましたが、日本の国宝を楽しむことができ、過去の偉人の力込められた作品。そしてそれを現在にまで伝えてきた人々の努力に感動を覚えます。

お昼ごはんはどうだった?奈良のレストランの食事は美味かったのか!

参考:http://www.tempyo.com/

大和野菜を自社で育てていてお庭を見ながら地元で採れた食材を活かした

大和会席がメインの天平倶楽部というレストラン。
契約農家から直で仕入れた地元野菜や、自社農園での有機野菜を使っており安心して皆に食べてもらえると聞き
ここも予め予約してました。今回はお店オススメの大和御膳にしました。
色々な物が少しずつ食べられてボリュームも有り、年配の方から若い方まで好評でした。
当日はお庭を見ながら皆でわいわいと食事ができました。
普段は話す機会のない人達ともコミュニケーションがたくさん取れて良かったです。

リフト付バスでいよいよ奈良を出発、会社に向かいます。

奈良からは第二阪奈道路生駒山を抜けて阪神高速に乗って会社まで約40分です。
帰りのバスではきみまろを見ながらあっという間でした。
車内ではゲームをしたりおしゃべりしたり思い思いの時間を過ごしました。
電車と違って切符を買ったり、乗り換えをしたりがなく一度乗ってしまえば
目的地まで
運転手さんにお任せできるのは本当に楽でした。

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