リフト付きバスで京都へ日帰り旅行

「今年は京都のお寺を見に行きたい!」

社長の鶴の一声で行先決まりました。

私が勤める会社は年1回、社内事業の一環として
日帰り旅行を行っています。

10年近く続いているという事でしたが
今まで京都方面には行った事がなかったみたいです。

デートで個人的に何度か行った事がある京都でしたが
大人数で行くのは初体験です。

楽しみだなぁ、と思っていたのもつかの間、
所長から「A君(私)!スケジュール作成とバスの手配しといてな!」と
丸投げを食らい、私が幹事をやることになりました。

社員は全員で20名程なのですが、
足に障害があり日常的に車イスを使っている先輩がいます。

皆に慕われている先輩です、もちろん参加です。
全力で楽しんでもらいたいと思ってます。

でも階段の上り下りをするバスに乗るのは大変です。
どうしよう?
その時インターネットで知ったのが車イスから降りずに乗車の出来る
リフト付きバスという存在でした。

これですと先輩も不自由なく乗り降りができるはずです。

早速バス会社さんへ連絡です。
空いていましたリフト付きバス。
これで安心して皆で旅行を楽しめるってもんです。

1.みんなで集合、出発よりいざ京都へ!
2.三十三間堂に到着。歴史を感じる建造物と圧巻の仏像群。
3.京都国立博物館で涼みながらけんがくしちゃいます。
4.昼食は有名和食調理人が包丁を握るホテルでランチです。
5.午後はあじさいと平等院鳳凰堂。
6.帰路、いざ加古川!

出発当日会社に集合。いざ京都!

朝7:30に会社に集合。
バスは会社内の敷地に配車してもらいます。

皆リフト付きバスと聞いてどんなバスが来るのだろうと
ドキドキしていました。
そして待ちに待ったバスが来ました。

あれ?意外です。見た目は普通のバスです。

どこにそういった機能がと興味津々だったのですが、バスの側部が開き
車イスが乗り込めるスペースが現れました。
なるほどここから乗るのですね。

 

という事で車イスの先輩「Sさん」も比較的スムーズに乗車。
これなら安心です。

ほんとにこのバスを選んで良かったと心の底から思った瞬間でした。

ほかの皆さんも無事乗り込み定刻通りに出発。
既にテンションが上がり楽しいです。
会社で見せることのないような笑顔で皆さん盛り上がっておられます。

でも私、今回の旅行の添乗員のようなことも兼ねねばなりません。

社長・所長をはじめ、皆さんに楽しいと思ってもらえるように頑張らねば!!

 

 

三十三間堂に到着。歴史を感じる建造物と圧巻の仏像群。

京都まで約2時間。
運転手さんも非常に運転が丁寧で安心して乗っていられました。

途中休憩を1回はさみ無事京都に到着しました。

今回の旅行で重要視したのが駐車場を備えた
施設をコースに入れるという事。
リフト付きバスは乗降に時間がかかるんですよね。

そんな中で選んだ最初の見学場所「三十三間堂」です。
立派な建物もさることながら何より驚いたのが仏像の数!
これを見て圧倒されない人はいないのでは?と思います。

約千体の仏像がお出迎えしてくれます。
必ず自分の顔に似た仏像があるらしいですが皆さんは見つけられたでしょうか?

京都国立博物館で涼みながら見学です。

次は三十三間堂から七条通をはさんで向かいの「国立京都博物館」です。
6月とはいえ京都の暑さは中々のものです。

涼みがてらありがたい宝物やら仏像を眺めていただき
無理なく楽しんでもらえれば思います。

ちなみに国立博物館は日本で4つしかありません。
東京、奈良、九州、そしてこの京都ですね。
画像の建物は旧国立京都博物館です。同じ敷地内に現在営業中近代的な建物があります。

 

昼食は有名和食調理人が包丁を握るホテルでランチです。

はい、待ちに待ったお昼ご飯の時間です。

本日の昼食は京都駅八条口をでてすぐにあるホテルのレストランに決めました。
実はこのホテル京都駅の立地なのに大型バスも停められる
駐車場を備えているという大変ありがたいホテル。

しかもしかもこちらの和食の料理長さんがなんと
「京都府が選ぶ現代の名工」に選ばれているというほどの凄腕の持ち主だとか。

少し前で言うと料理の鉄人といったところでしょうか。
期待が膨らみます。

あいにく和食のレストランは予約が取れず断念したのですが
洋食レストランは予約できました。

洋食レストランも大盛況でたくさんのお客様で賑わってました。
運ばれてきたのは洋食御膳。

なるほどお客が多いのもうなずける。
たいそう美味しゅうございました。

なんでも地元、ホテル近くにお住まいの方が
リピーターとしてよく来られるのだとか。

たしかにハートをがっちりキャッチされてしまう味でした。
また京都に来た時も立ち寄りたい、そう思わせるほどでした。

 

午後はあじさいで有名な三室戸寺と平等院鳳凰堂へ

昼食もすみまして次の見学場所へ出発です。

今の時期に最高に見応えあるお寺へ行きます。

アジサイ寺という通称でもお馴染みの宇治の三室戸寺を見学です。
アジサイ好きにはたまらない季節です。

ここもバス駐車場に停めて徒歩5分ほどで境内へ入ります。

さすがにこの時期はお客さんが多いですね。
それもそのはず、
見応えたっぷりなアジサイの数々。
私のアジサイ好きを満たしてくれる色とりどりの花・花・花!

たくさんの小さい花が集まって咲くきれいな紫陽花(アジサイ)は、
初夏を彩る代表的な花として人気があります。

アジサイは土壌の性質や、咲いてから散るまでの間に花の色を変えることから
「七変化」「八仙花」などの別名もあるそうです。

そんなアジサイの代表的な花言葉は「移り気」。
以前は浮気をイメージさせる花言葉から、結婚式や贈り物では避けられる花でした。

しかし最近では「家族団欒」という花言葉も広まり、
母の日の贈り物や結婚式のブーケなどにもよく使われるようになりました。

そんなアジサイの色によって花言葉が違うそうです。
いくつか調べてみると、

青色
花言葉は「冷淡、無情、高慢、辛抱強い愛情、あなたは美しいが冷淡だ」

日本でよく見かける青みのアジサイ。梅雨の頃の長い雨にも耐え忍ぶ、
美しい姿をイメージさせる花言葉です。


花言葉は「元気な女性」

赤みのアジサイはヨーロッパでよく見られます。
暖色の元気なイメージと、
ヨーロッパの快適な気候をイメージさせる花言葉ですね。

アジサイって紫のイメージが強かったですがいろんな色の花があるんですねー。
初めて知りました。

この時期しか見ることのできない光景ですね。
ほんとに来てよかったです。

この後は宇治といえば!というほど有名な「平等院鳳凰堂」を見学です。
10円玉にものっていますよね。

十円玉の建物や一万円札の鳳凰で有名な平等院 | 世界遺産『古都京都の文化財』

三室戸寺から15分くらいで到着です。
数年前に全面的に塗り直していたんですね。これを見るのは初めてでした。
どっちのほうがよかったかは個人的な意見かと思います。
実際見てそれぞれで何か感じてくれればいいのかと思います。

 

帰路。いざ加古川へ向けてバスは走ります。

無事全行程を終え、
あとは加古川までバスに乗って帰るだけです。

私のにわか添乗員業務もあと少しで終了です。
1日を振り返って思ったことは無事に終わってよかったということ。

そして皆が楽しんでくれたようでほんと何よりでした。
こういうバスがあると知った事も収穫だったし、
料金も人数で割るとリーズナブルに収まりました。
荷物もたくさん載りますし便利でした。

次に幹事やる人にもちゃんと引継ぎをしておかなければいけないですね。
仮に私が来年も幹事になったらこのバス利用したいと思います。

最後になりましたが私の慣れない添乗員業務を
助けて頂いたドライバーのUさん、リフト補助員のTBさん2日間ありがとうございました。