皆さんは車いすの方がいらっしゃる場合、観光バスでの旅行は難しいよね?って思っている方も多いと思います。ですが、大型観光バスにも車イスのままで乗車できる「大型リフト付き観光バス」が有ります。

「車いすのままで何台乗れるの?」「大きさは?」「注意することは?」といった皆さんの疑問にお答えします。

どのサイズの車いすまで可能なの?

ずばりお答えいたします。特注でない通常の車いすでしたら電動タイプ・リクライニングタイプ・ティルトタイプのいずれも乗降可能です。

昇降台のサイズから幅75㎝×長さ125㎝・重さ300㎏以内なら特注タイプの車いすも利用できます。

車イスの固定台数と乗車人数について

車いすの台数 その他の席数(正席)と補助席 合計乗車人数
1台固定 正席45席+補助席2席 48名
2台固定 正席43席+補助席2席 47名
3台固定 正席39席+補助席2席 44名
4台固定 正席37席+補助席2席 43名
5台固定 正席33席+補助席2席 40名
6台固定(Max) 正席29席+補助席2席 37名
※12列大型バスの場合。リフトを使用する場合、車いすの固定が無くても1台分の固定スペースが必要です。

電動タイプや特殊な形状の場合は配置や乗車人数を変更することで対応できます。

トランクのサイズについて

トランクルーム内に標準タイプの車イスなら折り畳みをせずに収納する事が可能です。
大人数の場合は、車いすをリフトに乗降し、通常の座席に移動、空いた車いすをトランクに収納してのご利用も多くあります。

実際にリフトを使ってみた。

リフト付バス 旅行スケジュールの立て方

団体でバスでの旅行は楽しいものです。
旅行スケジュールを考える際、必ず観光地・昼食場所等がバリアフリーなのか確認をしましょう。
また、移動時間には余裕をもって計画をしましょう。具体的には通常の観光バスの1.2倍、乗用車の感覚でしたら1.5倍位の移動時間で考えるとちょうど良いでしょう。
サービスエリアでのトイレ休憩が通常15分の所でもリフト車の場合30分は必要になります。あまり欲張ってたくさん行こうとせず、ゆっくりとした計画を立てる事がリフト付きバスでの旅行の場合成功の秘訣です。

リフト付バス 乗降時に注意する事

よく忘れがちになるのが、リフト車の乗降は、「リフトの稼働スペース+車いすの移動スペース」が必要になります。
通常のバスでしたら路肩に停めて乗降も可能ですが、リフト車はそうはいきません。バス停車し、安全に乗降するためのスペースが必要です。
具体的にはバス車体の左側に約2m有ればどうにか乗降はできるでしょう。車1台分です。大きな道路沿いでの乗降の場合、後方からの二輪車や歩行者の妨げにならない様に注意も必要となります。安全に乗降をして頂くため、バス会社は「リフト乗降の補助をする人」を用意している場合が多くあります。

気になるリフト付き大型バスの料金は?

通常の大型バスの料金からリフト車の場合、「特殊車両割増」を取る事が認められています。(※運賃の5割以内)普通の大型バスの料金より1倍~1.5倍となることが多いです。

また先に書きましたが「リフトの乗降の補助をする人」の料金が必要な場合もあります。

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